農業協同組合新聞 JACOM
   
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公務員倫理規程の徹底図る −農水省 (6/15)

 BSE発生にともなう牛肉保管事業の実施に関連し農水省担当職員が関係業者から飲食接待を受けるなど不祥事が明らかになったことから、同省は国家公務員倫理規程遵守などの再発防止策をとる。
 防止策は、国家公務員倫理規程遵守を徹底するため文書による注意喚起をするほか、同省独自で倫理啓発週間を設定し、啓発研修や講演会を開く。
 また、生産局畜産部の職員については届出が不要な「1万円以下の自己負担により飲食を行う場合」も含めて、すべての利害関係者との飲食について生産局倫理管理官への事前、事後の届出を義務づけた。
 畜産関係業界・団体に対しても法令遵守の徹底を文書で指導するとともに、法令遵守状況を点検するため生産局にチームを設置してヒアリングなどを行う。
 そのほか、畜産関係の補助事業について、事業内容や実施団体について第三者委員会によるチェックを徹底するほか、実施団体名、地域名、金額などをホームページで公表し透明性の高い事業運営を確保する。
 人事についても見直し、同一業界、団体などと接する機会の多い部署の勤務が長期化しないよう在任期間を3年程度にとどめ、他局との人事交流を含めた人事に留意する。

(2005.6.15)


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