生協連合会の首都圏コープ事業連合(太田朝昭理事長)は、6月20日に開催した第22回通常総会で、組織の名称を「パルシステム生活協同組合連合会」に変更することを決めた。なお、正式な名称変更は厚労省の認可が必要なため9月1日からになる予定。
首都圏コープは、全国の生協に先駆けて「個人宅配(個配)」を実現し、現在では「個人対応型無店舗事業」としてパルシステムを1都7県で展開。04年度には組合員が17万人超増え、グループ全体での年間供給高は前年比105%と伸びている。
総会では「第4期中期計画」を承認したが、これによると、05年〜07年度の3か年を、事業と運動の相互発展、積極的情報発信をはかり、パルシステムの社会的価値を高めていく「21世紀型生協への移行・確立の期間」として位置づけ、初年度にあたる05年度は「パルシステムブランドを積極的に普及」することを基調にし、パルシステム商品の開発と商品管理強化に取り組み、組織拡大、産直事業、新規事業や暮らしのサポート分野に積極的に取り組んでいくとしている。
そうした積極的なブランド普及施策の一貫として、一般にも馴染みのある「パルシステム」へ組織の名称を変更することにしたという。
首都圏コープの規模は、9会員生協(1都6県)・組合員総数85万1000人、会員総事業高1498億4000万円(04年度末現在)。 |