JA全中の役員推薦会議は6月23日、次期会長候補者として、現会長の宮田勇氏と、現副会長の花元克巳氏を決めた。候補者が複数となったため、代議員(定数244人)の投票を経て選任することとなった。
全中役員は8月10日に任期満了となる。これにともない、都道府県とブロック会議での推薦を経た会長候補者を6月16日から受け付け、22日締め切って翌日、2氏を決定した。
代議員投票は7月5日15時必着の郵送で行い、即日開票の結果、比較1位者を会長候補として推薦する。役員推薦会議は投票管理委員会の役割も担う。投票過程で1位者に、不公正な行為などがあった場合は、次点者を推薦できる。全中理事会は推薦を受け、8月10日の臨時総会にはかり、選任の運びとなる。
こうした会長選出方法は前回の平成14年度改選から実施し、今回もそれを引き継いだ。
候補者の略歴は次のとおり(50音順)。
花元克巳(はなもと かつみ)昭和7年3月生まれ73歳。出身JAは福岡嘉穂農協(福岡県)。現職はJA福岡中央会会長、JA共済連福岡運営委員会会長、九州沖縄農業経済推進機構会長、「日本の農産物の輸出を飛躍的に推進する会」副会長など。
宮田勇(みやた いさみ)昭和10年8月生まれ、70歳。出身JAは新篠津村農協(北海道)。JA北海道共済連代表理事副会長などを経て、現職はJA北海道中央会会長、北海道農協学校理事長、北海道報徳社社長、北海道農業担い手育成センター理事長など。 |