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05年度は取扱高1240億円めざす 4期ぶりの黒字決算
−農協観光 (6/30)

 (株)農協観光の2005年3月期決算は、取扱高が前年並みの1099億4300万円で、営業収益が前年比1.5%増の160億4300万円。計上利益は、業務の効率化と諸経費節減に努め5億3100万円。諸税控除後の当期利益は2億200万円となり、4期ぶりの黒字決算となった。また、前期繰越損失は5億300万円あったが、当期利益2億200万円により、当期末損失は3億100万円と圧縮された。
 2004年度の部門別の実績では、国内旅行は浜名湖花博への30万人送客、団体旅行の底上げを図るため北海道、沖縄、石垣島などへのチャーター機旅行の実施、地産地消運動と連動した「旅館貸切プラン」などに取り組んだ。海外旅行は、地方空港を利用したチャーター便展開、特に中国の世界遺産の旅を中心に、企画提案型旅行を実施し、前年比63.1%増の190億3400万円の売上があった。
 2005年は、愛知万博開催や日韓国交正常化40周年記念イベントが計画されていること、都市と農村の交流を進める「グリーンツーリズム」の推進、団体旅行を中心にチャーター機100機目標などで、取扱高は前年比12.8%増の1240億円、営業収益182億5000万円、経常利益9億7400万円の達成をめざす。取扱高の内訳は、国内旅行1000億円、海外旅行223億円、外国人旅行の取扱い4億円、その他13億円を計画している。
 農協観光の理念である「地域に根ざす」を基本に、▽JAグループにおける存在価値・意義ある旅行会社としての事業活動を強化する、▽時代や市場の変化に対応した、顧客に選ばれる「顧客中心企業」に体質改善する、▽限られた経営資源を「選択と集中」による投下を行い、経営基盤を強化する、▽社員が「働きがいと誇りがもてるNツアー」の実現、に努め17年度の目標達成をめざす。

■取締役に4氏が就任

 役員人事では、取締役菅原稔氏、同鈴木芳男氏の退任に伴い、新たに茂木守氏など4名が取締役に就任した。
【退任】
▽取締役 菅原稔
▽取締役 鈴木芳男
【就任】
▽取締役 茂木守(JA佐久浅間会長)
▽取締役 安田舜一郎(JA全中監事)
▽取締役 庵原稔(JA香川県経営管理委員会会長)
▽取締役 佐野春好(農協観光西日本営業本部本部長)

(2005.6.30)


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