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表彰式風景 |
◆初受賞者242名 ベテランと新人が一堂に
生損保や簡保との競合が激しくなり、仕組みそのものも複雑となり、専門的な知識をもって組合員・利用者に的確な提案ができる人材を育成する必要からJA共済のLA(ライフアドバイザー)制度が創設されたのは平成6年だった。その後、毎年、優秀な実績をあげたLAを表彰するために「JA共済優績ライフアドバイザー全国表彰式」が東京の赤坂プリンスホテルで開催されている。
ここに出席できることを大きな励みとして全国2万人を超えるLAが、日夜、契約者、利用者の保障設計活動にまい進しているが、その姿を夏の甲子園を目指す高校球児の姿に重ねて、この表彰式を「LAの甲子園」と呼ぶようになり、今回で11回めを迎えた。
7月8日、「LAの甲子園」・赤坂プリンスホテルで表彰されたのは、昨年に比べて94名多い573名(共済外務専任256名、共済外務専任以外317名)で、過去最高の受賞者数となった。男女別では、男性が495名、女性が78名と男性LAが多数を占めた。また、受賞JA数は193JAと全国JAの2割のJAから受賞者を出したことになる。県別に見ると、神奈川県94名、福岡県75名、愛知県60名と、この3県で全受賞者の4割を占めている。
573名の受賞者のうち、初受賞者は242名と4割強を占めたことも今回の大きな特色だといえる。一方で通算5回目の受賞者も過去2番目の33名を数え、初めての顔と常連が一堂に会す結果となった。
受賞LA1人当たりの長期共済保障金額は、共済外務専任が約33億7000万円で前年度より1億1000万円増。共済外務専任以外が約23億8000万円と前年度比2億1000万円の増となり、一段とレベルが上がってきているといえる。
全国に2万560名のLAがいるが、長期共済新契約高(保障金額)に占めるLA実績占率は60%に迫る59.2%(図参照)となり、LAの果たす役割がますます大きくなっていることを示した。
◆来年の再会を約して
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挨拶する新井会長 |
表彰式はまず新井昌一JA共済連会長が「(長期共済新契約)の実に約6割の18兆9728億円が、全国2万名のLAの活躍で挙績された。このことは、名実ともにLAが共済事業においてなくてはならない存在であることを示している。今後ますます、自ら高い目標を掲げ、地域に密着しJAの総合力を活かして組合員・利用者の立場に立った推進活動を行い、組合員はじめ次世代や地域のみなさんとの長期的な信頼関係づくりに尽力して欲しい」と挨拶した。
その後、通算5回特別表彰者33名、部門別表彰・ニューパートナーの部6名、同自動車共済の部26名、同年金共済の部6名、生命系共済の部6名を表彰。最後に総合優績者11名が表彰された。
閉会の挨拶に立った今尾和実JA共済連専務は「男じゃないか胸をはれ たとえ万策つきたとて 天あり 地あり 未来あり 元気を出そう さあ一献」という薬師寺の安田暎胤管主の詩の「男」を「LA」に置き換え激励。来年また「LAの甲子園」で再会することを約して散会した。
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