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今年産大豆の補てん基準価格上がる  (7/21)


 大豆情報委員会(JA全中、全農、全集連の主催)は大豆作経営安定対策(豆経)の平成17年産補てん基準価格を7月21日に公表したが、産地銘柄151の8割以上が前年産を上回る基準価格となり、同制度実施(12年)以来、平均して最も高い水準となった。
 60kg1万円以上は京都府産の「オオツル」(1万1621円)、北海道産の「音更大袖振」、岩手県産の「青丸くん」の3銘柄で、9000円台は6銘柄。最低の4000円台は3銘柄。最も多いのは5〜6000円台となった。
 豆経は大豆価格が、補てん基準価格を下回った場合、差額の8割を補てんする仕組み。基準価格は過去3年間の入札加重平均値(指標価格)で決めていた。
 しかし16年産の入札価格が高騰したため、今年産からは、過去5年間のうち最高値と最低値の指標価格を除いた3年間の平均をとる「5中3」の算定方式に改めて価格変動の影響を緩和することにした。
 それでも、16年産に次いで高かった銘柄の多い15年産の指標価格が算定要素に入ったため、今年産の基準価格が上昇した。
 補填の財源は、生産者と国が拠出しているが、赤字のため負担が重くなった。

(2005.7.25)


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