未確認の遺伝子 組み換え体検出 米国産の飼料用トウモロコシから (8/22)
米国から輸入した飼料用トウモロコシから、日米両国が安全性を確認していない遺伝子組み換え体「Bt10」を検出したと農水省が8月22日発表した。しかし輸入通関前であり、国内に流通することはない。 同月1日に志布志港(鹿児島)に着いた米国産のトウモロコシを肥飼料検査所(独立行政法人)が分析。5963トンを陽性とした。 米国では01年から04年にかけ「Bt10」が最大延べ1万5000ヘクタール(全栽培延べ面積の0.01%程度)で誤って栽培され、流通したとされている。6月に名古屋港で検出されて以来、農水省は日本に入港する全船を対象に検査を行っている。これまでの陽性数量は11件で、合計3万2610トン(8月24日現在)。