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農林中金が情報開示誌を発行 (9/1)


 農林中金は平成16年度の業務内容や財務データなどを紹介したディスクロージャー誌「REP0RT2005」を作成。9月1日から関係先に送付している。例年と同じ体裁でA4版112ページ。
 上野博史理事長のメッセージは「他業態との競争を強く意識した信用事業収支の安定や強化、リテール業務にかかるインフラや機能の強化を通じた顧客基盤拡充への取り組みが一段と重要」と強調している。
 自己資本は連結(9社)で12.15%、単体で12.09%(3月末)。さらに約4000億円を今年度内に増強する。その強固な資本基盤は米国の2大格付機関から、日本の金融機関ではトップクラスの評価を得ている、などの説明がある。
 不良債権処理では、リスク管理債権が前年度に比べ1603億円減少して4906億円となり、貸出金総額に対する比率が3%強になったことなどを開示した。
 リスク管理債権の業種別構成比は「卸売・小売・飲食店」の割合が最も高くて35%弱、次いで「製造業」30%強、「第一次産業」11%強といった開示もある。ほかに海外拠点業務の現状や、証券関連会社の業務展開などを紹介した。

(2005.9.6)



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