9月11日に投開票が行われた第44回衆議院議員総選挙は自民党が単独過半数を大きく上回る296議席を獲得、自民・公明の与党で衆議院議員定数の3分の2以上となる327議席を確保する結果となった。
今回の総選挙にあたり全国農業者農政運動組織協議会は44都道府県組織からの申請をもとに自民党候補を中心とする270名の推薦候補を決定し当選に向けた支援に取り組んだ結果、当選者は小選挙区・比例合わせて255名にのぼった。推薦候補者の当選率は92%だった。
ただ、地域によっては厳しい結果となったところもあり、とくに北海道では農水副大臣経験者の金田英行氏、北村直人氏などが議席を守れず、推薦候補13名のうち半数以上の7名が落選した。
全国農政協の川井田幸一会長は12日、WTO農業交渉や新たな経営所得安定対策の確立など食料、農業、農村の将来に深刻な影響を与えかねない重要な課題があり「このような農政課題は政治的な解決が必要。本協議会が推薦し当選した方々には農業者の心情を十分にくみ取り、わが国の食料・農業・農村の発展に資する国政に尽力いただくことを切望する」との談話を発表した。
政党別の全国農政協推薦候補の当選者数は以下のとおり。( )内は推薦者数。
自民240(253)、公明3(4)、民主1(1)、国民1(1)、無所属10(18)。
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