JA共済連は9月16日、全共連ビルに勤務する全国本部職員を対象に防災訓練を行った。訓練は、職務に支障がない範囲で各部署から参加して行われ、各自が貸与されているヘルメットをかぶり、防災袋を背負って、避難場所とされている本館広報部側の広場に避難した。
避難後、総務部長が「スムーズに避難できた。日頃から、地震、台風、大雨などの災害に備える心構えが大切。この訓練で、防災に対する認識を深めてほしい」とした防災訓練の意義を強調。
その後、希望者は震度7まで体験できる起振車に乗り込み、大地震の揺れを体験した。起振車はトラックの荷台に、台所を想定したプレハブを設置し、その中で地震の揺れを体験できる。「外から見ているよりも、実際に体験すると思った以上に揺れが激しい。突然、大きな地震に襲われたら、おそらくパニックになってしまう。今日、体験したことが多少役に立つ気がします」。初めて震度7を経験したという男性職員は、改めて地震の怖さを実感できたという。
JA共済連では、建物更生共済で火災や地震など自然災害に対する保障を行っている。職員が地震の揺れを実際に体験するなど、災害に対する認識を深めることは、災害に遭った加入者の理解にもつながることが期待される。
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避難した職員 |
起振車で震度7を体験 |
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