JA共済連(上原寿宰理事長)は、7月下旬から全国のJAと協調し、自主的にすすめてきた自動車共済、建物更生共済などの共済金の適正支払状況調査を9月30日にまとめた。
これによると、過去3年間(平成14年4月1日〜17年3月31日)の対象共済事故件数約188万件のうち、約3万5000件・約6億7000万円の共済金追加支払が必要であることが判明した。
その内訳は、ほとんどが自動車共済の車両や対人・人身傷害に関わる臨時費用共済金で、件数の99.8%、金額の99.1%を占めている。
原因についてJA共済連では、「システム上のチェック機能など点検・管理が不十分だった」ためだったとしている。システムについてはすでに機能を強化し対応はできており、業務フローの見直しやマニュアル改善、査定担当者などへの研修を強化し、再発防止に取り組むとしている。また、追加支払いはほぼ終了している。
生命共済については適正な支払いが行なわれており、こうした問題はないという。
なお、この件については専用窓口を設置し対応することにしている。
専用窓口は、0120−141−931(土・日・祝除き午前9時〜午後5時)携帯電話・PHSでも可。
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