消費者動向をつかむアンケート調査の1つとして農林漁業金融公庫はインターネットを通じた食料品の購入実態を初めて調査。9月29日結果を発表した。それによると、利用経験のある人は約7割と高かった。品目のトップは生鮮食料品で約6割。手に入りにくい遠くの新鮮な名産品でも手軽に配達してくれるから、というのが主な理由だった。
同公庫はこうした結果を農漁業者に知らせ、また制度金融にも活かしていく。生鮮食料品購入者の特徴を見ると▽購入金額は1ヶ月あたり1万円未満が85%▽利用サイトはヤフー、楽天、など産直を扱う専門ホームページが71%▽品目は魚介類50%、あとは果物、コメなど▽重視するのは価格64%、食味の評判40%▽価格以外に欲しい情報は、鮮度確認のための収穫年月日や消費期限63%。生産地や生産者の情報52%。
今後の購入意向は▽購入を増やす15%▽現状維持82%▽購入を減らすは3.4%と少数▽通信販売で購入を増やすは9%で、インターネット利用者のほうが購入意向が高い。
またトラブルは商品劣化で多いが、トラブル経験なしの回答は93%で圧倒的。なお調査は、調査会社のモニターの中から2094人の主婦を選び、回答を得た。
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