JA全中は6日の理事会で、JA食農教育展開方針を決めた。
食農教育については「地域に根ざした食農教育の展開」を第23回JA大会で決議し、農業・農村の体験の場づくり、学校給食に地元農産物を使う取り組みを進めてきた。今回は改めて▽食生活様式の変化、▽健康や環境に対する懸念、▽食に対する消費者意識の高まり、など“食”を取り巻く環境の変化に対応して、JAグループの基本的考え方や今後の展開を明らかにし、取り組みを強化することをめざし展開方針を決めた。
3月に閣議決定された新たな基本計画では、食料自給率の向上に向けて重点的に取り組むべき事項の中に、「食育」が位置づけられた。また、食育基本法が本年6月に制定され、7月15日に施行されている。
今後はJA食農教育プラン策定運動として、各JAの方針および行動計画を盛り込んだ「JA食農教育プラン」を策定し、各年度の事業計画に反映させる取り組みを進める。プランには方針(目標、考え方)、体制・予算、実施事項(分野、対象、スケジュール、実施内容など)を盛り込み、県段階、全国段階で集約を行い、JAグループの行動計画とする。
策定は10月からとするが、第24回JA全国大会議案の検討状況を踏まえ、適宜見直しを行う。
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