|
||||
農政.農協ニュース |
建更を中心に昨年度を上回る伸び JA共済上半期推進実績速報 (10/19) |
◆建更123.8%(前年同月比)と依然、好調に推移
JA共済連(上原寿宰理事長)は、17年度上半期(9月末現在)の主要共済推進実績速報を10月19日にまとめた。(長期共済関係の数字は保障金額) ◆生命共済の減少大きく保有は3兆8800億円減 長期共済の保有契約高は期首から3兆8811億円減少し、365兆2752億円となった。内訳を見ると、生命共済は期首から5兆847億円減少し、建更が1兆2036億円の増加となっている。減少の主な要因としてJA共済連は「解約(前年同月比95.9%)、失効(同76%)による減少は抑制されたが、依然、満期契約が高水準で推移(同102.3%)」しているためだとしている。保有契約高はここ数年減少を続けているが、「昨年度より7228億円、保有契約高の減少額が抑制されている」と、やや歯止めがかかってきているとJA共済連はみている。 ◆年金共済、自賠責共済は前年を上回る 年金共済の新規契約は883億円(年金年額)で前年同月比116.4%。保有高も期首より513億円増の1兆8179億円となった。年金共済は16年度に前年度比74%と大きく落ち込んでいたが、ここにきて「運用実績で予定利率が変動し受け取れる年金額が増えるメリットがある『予定利率変動型年金共済ライフロード』(16年4月発売)への評価が高まったためだと考えられる。 ◆変化するニーズにどう対応していくのか 上半期の推進実績を見ると数字の上では前年度を上回り好調に推移しているといえるだろう。しかし、将来的にみたときに、建更に大きなウェイトをおいた推進に危惧を抱かざるをえない。「建更5型」や「建更10型」から「建更むてき」への転換が現在の建更躍進の原動力ではないか。また、自然災害の多発もあり推進のしやすさもあるといえる。そのために推進がしにくい生命共済に力を注がなくても長期共済の目標が達成できることになる。しかし、旧来商品から「むてき」への転換が一巡した後、生命共済中心の推進がスムーズに行なえるのか疑問が残る。 |
(2005.10.20) |
特集企画 | 検証・時の話題 | 論説 | ニュース | アグリビジネス情報 | 新製品情報 | man・人・woman |
催しもの 人事速報 | 訃報 | シリーズ | コメ関連情報 | 農薬関連情報 | この人と語る21世紀のアグリビジネス | コラム | 田園交響楽 | 書評 |
||
社団法人 農協協会 | ||
|