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農政.農協ニュース |
園芸部門での統合全農の本所機能の再構築などを検討 JA全中販売事業等検討委員会(園芸関係) (11/4) |
JAとJA全農の販売事業を抜本的に見直し、その改革案を検討しているJA全中の販売事業等検討委員会は、11月4日に第3回会合を開き、園芸関係についての検討を行なった。 今回の検討委員会では、「統合全農の(園芸部門)本所機能の再構築」と「県域における園芸販売事業の再構築」についてが新たに提起され検討された。 ◆産地リレー販売など全農の本所機能発揮と債権管理の一元化 JA全農は平成5年の組織整備方針で、園芸の市場販売については県域で完結することにし、全国段階は直販機能に特化することにした。そのため統合後も県本部と全国本部の間には事業上の連関性が少ないことから、統合した全農としての事業上の本所的機能は確立していない。しかし、市場流通の変化や青果物需給の変化の中で、統合全農としての本所機能の発揮が求められてきていると同委では分析。 ◆県域ごとに園芸販売事業を再構築 現在、JAグループの園芸販売事業は90%が市場販売されており、集荷することが販売事業となっている。直接販売を中心に取り扱いを増加し、収益向上をはかっているJA・県域もあるが、全体としては構造的に赤字であり、市況の低迷などから取扱高が低下し、JA・県域とも機能低下を生じさせているところもあるので、園芸販売に関する経営資源(人・施設・収益)を再構築して、県域ごとにJAグループとしての園芸販売事業の機能を再構築する必要があるとした。 ◆多元的販売に対応した多様な手数料の設定 現在、委託販売を前提に手数料率が設定されているが、消費者接近のために多元的な販売を実施するためには、実施する機能に応じた多様な手数料を設定する必要があることも提起した。 そして、機能別手数料を設定する場合には、販売チャンネルごとに組合員の生産組織を再編成し、それらの部会ごとに異なる手数料を設定、また市場販売部署と直接販売する部署を分離し、異なる手数料を設定することも提起した。さらに、「農家手取りが通常の委託販売における農家手取りを上回る場合については、JAグループ(受託者)の判断で弾力的に委託販売から買取り販売に移行することが可能となる販売契約に切り替えていくことを検討する必要がある」とした。 |
(2005.11.7) |
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