農業協同組合新聞 JACOM
   
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輸入再開前に査察を実施 −農水省 (11/22)

 食品安全委員会は同委員会プリオン専門調査会が米国・カナダ産の牛肉の安全性評価をまとめたことを受けて意見募集と意見交換会を行っており、寄せられた意見をふまえて農水、厚労省に最終的な答申を行う予定となっている。どう答申されるか注目されるが、答申された場合はそこをふまえて両省は輸入条件を決定し輸入再開手続きに入る。
 ただ、プリオン専門調査会の報告ではリスク管理機関にSRMの除去や月齢判定など米国の対策を十分にチェックする必要があることを強調し、その結果を国民に説明する責任があることを明記した。
 このため農水省は米国が認定した40程度の食肉処理場に査察を実施してBSE管理体制について評価する方針だ。
 査察の時期については「と殺が始まったからできるだけ間髪を入れずに一気にすべての施設を査察したい。その結果をすみやかに情報提供する」と11月15日の会見で石原事務次官は述べた。査察は農水省の家畜防疫員が行うことになるという。
(2005.11.22)


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