JA全中は、17年度子供ごはん料理教室参加者を対象に「ごはん食」調査を行い結果を公表した。全中は本年8〜10月にかけて全国11地区で子供ごはん料理教室を開催した。その際、ごはんを中心とした食習慣の確立をめざし、今後の米消費拡大事業のデータとして活用するため、教室に参加した子供(小学1〜6年生)にアンケートを実施し、結果をまとめた。アンケートは1967名に実施し、1919名から回答を得た。回収率は97.3%。
「(ファミリーレストランで食べたりコンビニで買って食べることを含め)あなたは先週何回家でごはんを食べましたか」という問いには、夕食で7回との回答が64.4%で一番多く、朝食、昼食でも7回との回答がともに30%を上回り、ごはん食は夕食で高い割合を示した。また、「学校給食でごはんが週何回あれば良いと思うか」との問には、5回との回答が29.1%でもっとも多く、4回の25.7%と合わせると54.8%と過半数を超えた。一方、「学校給食でごはん食は週何回か」との問いには、3回が43.4%で一番多く、3回以下の合計は68.6%となり、ごはん給食を望む子供が多いにもかかわらず、現実は要望に応え切れていないことが分かった。
また、「お母さんに作ってもらいたいごはん料理は」という問いに、ベスト3はカレーライス、チャーハン、炊き込みご飯。総合1位のカレーライスは、全国11会場中8会場で1位となった人気のメニューで、親子で食べる定番料理だ。
ごはん食と関連して、「普段、家事を手伝うか」との質問には、72.1%が「はい」と回答。「いいえ」と答えた子供たちに「これからは家に帰って家事の手伝いをしようと思いますか」と聞いたところ、79.2%が「はい」と答えた。今回実施した『子供ごはん料理教室』では、ごはんを食べることだけでなく、作ることも体験したので、今まで家事を手伝わなかった子供も、これから家事の手伝いをしようという回答が高い割合になったものと思われる。
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