外食産業の１月度売上げは前年同月より3.9％と大きく伸びた、と日本フードサービス協会が２月24日発表した。客単価の上昇による。客数は昨夏から前年割れが続いていたが、１月は少し持ち直して前年並み。客単価は昨春から前年を上回る状態が続いている。店舗数は2.4％の増加。なお既存店ベースの売上げも昨夏からプラスが続く。
　業態別では、ファストフードの売上げが前年を4.9％上回った。客数はほぼ前年並みだったが、客単価は５％強と大幅上昇。分野別では洋風とめん類が売上げを大きく伸ばしたが、和風は80％台止まり。店舗数はめん類とその他（アイスクリームやカレー）の分野で２ケタ増となった。
　ファミリーレストランの売り上げは2.3％の伸び。客数は前年をわずか下回ったが、客単価は増えた。とくに焼肉は店舗数、客数、客単価ともアップし、売上げは10％増。
　パブ・ビアホールは店舗数が減ったが、居酒屋は店舗数、客数とも増え、売上げは7.7％の伸び。

（２００５．２．２８）