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新年明けましておめでとうございます。
新年を迎えるに当たり、昨年8月1日の日本微生物防除剤協議会設立に関し、皆様方より賜りましたご指導、ご支援、ご協力に対し厚く御礼申し上げます。
さて、日本農業の現状につきましては申すまでもなく、依然として大変厳しい状況が続いておりますし、残念ながら、今後も予断を許さない厳しい状況が続くものと思われます。
しかしながら、日本農業は、食糧の安定供給を通じて国民の命を直接支えるとともに、農地、森林を通じて資源の循環に寄与し、さらには環境との共生を実現させる可能性を持っているわが国で唯一の産業であります。
従いまして、今後の日本農業はその本来の役割、即ち、環境保全型農業を一層推進し、また、着実に実行することが肝要であります。
一方、消費者からは"食の安全・安心"への要求がいま以上に高まるものと思います。従いまして、今後は生産者と消費者の認識する方向をさらに一致させ、お互いが"食の安全・安心"の太い絆で結ばれ、お互いが"共生"する、それが日本農業の未来図ではないかと思います。
さて、「微生物防除剤」は、もともと自然界に生息している微生物を活用して農作物を守るものであります。そのため、農作物、環境、人間に対する負荷が極めて少なく、生産者にとっては環境保全型農業の推進に、消費者にとっては"食の安全・安心"に、生産者と消費者の太い絆の形成に、大きく貢献するものと確信しております。
この趣旨に賛同した各社は社歴、事業内容、事業規模は異なってはおりますが、いづれも「微生物防除剤」の製造メ−カ−でありますアリスタライフサイエンス株式会社、出光興産株式会社、セントラル硝子株式会社、多木化学株式会社の4社で日本微生物防除剤協議会を設立いたしました。今
後は「微生物防除剤」の普及のみならず、開発協力も視野に入れた活動も行いたいと思っております。また、この趣旨にご賛同いただき入会を希望される会員が増え、「微生物防除剤」の環が広がることを期待しております。
日本微生物防除剤協議会は設立後間もなく、まだまだ知名度が低いのが実情ではありますが、今後はホ−ムペ−ジの充実、セミナ−の開催、展示会への出展などを通じて「微生物防除剤」について幅広く認知いただけるよう活動していく予定でありますので、関係各位のご指導、ご支援、ご協力を賜るよう衷心よりお願い申し上げます。
本年が皆様にとってより良い年になりますことを心より祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。
(2007.1.9) |