謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
平素は格別のご高配を賜わり、厚く御礼申し上げます。さて、わが国経済は設備投資や輸出の増加等により景気は緩やかな回復基調で推移しております。景気の高揚に期待するとともに、新年が平穏で実り豊かな年でありますよう祈念いたします。
農業をめぐる環境につきましては、日本農業はいま大きな変革期を迎えております。昨年「担い手経営安定新法」等改革三法が成立し、「経営所得安定対策等実施要網」に沿った施策の実行により、認定農業者の増加や集落営農の組織化等の動きが活発化しております。消費者が求める美味しく、安全な農作物づくりに地域ぐるみで取組み、ブランド化を目指す事例も増えてきております。農業経営の複合化、企業の農業参入、団塊世代の定年帰農等によるホビー的農業の拡大等、日本農業はますます多様化し、活性化し、形を変えながら発展していくものと思います。農業機械の担う役割はますます重要となるものと考えます。
井関農機は創業以来80余年、農業と共に歩み、農家の役に立つ、愛されるヰセキでありたいと願って活動を続けてまいりました。本年もヰセキグループは、多様化する農業とニーズに対応する生産物コストの低減を支援し、高齢者や女性、初心者にも使いやすく、安全で環境にやさしい商品の開発、より良いサービスとお客様に役立つ情報の提供により、顧客満足の向上を図ってまいります。そのためにも、グローバルな視点で諸施策を推進し、企業体質の強化に努めてまいりたいと存じます。
今後とも農業発展のために業界各社と協調し、努力を続けてまいる所存でございますので、監督官庁・関係諸団体の皆様方におかれましては、本年も変わらぬご指導ご厚誼を賜わりますようお願い申し上げます。 末筆ではございますが皆様方の尚一層のご発展を祈念申し上げ新年のご挨拶といたします。
(2007.1.4) |