明けましておめでとうございます。輝かしい新春を迎え、謹んでお祝詞申し上げます。
弊社は本年3月、創業111周年を迎えます。創業者・利市が種を蒔き、二代目・利彦が育て、三代目・覚がグローバル企業に発展させたわけですが、業界の皆様やお客様の暖かいご支援があればこそのことで、この場をお借りして深く感謝申し上げる次第でございます。
昨年6月、サタケインディアを設立し、8月にはサタケタイランドが創立20周年を迎えました。当地において記念式典やグループの世界会議を開催致しましたが、米だけでなく小麦やトウモロコシ等、人類の三大主食を考えますと世界の市場はまだまだ大きく、さらなる躍進が期待できると確信致しております。
国内では6月、国際食品工業展において、「食の未来を考える」をテーマに各種提案を行いました。中でも異彩を放ったのは「アグリビュー」で、圃場をデジタルカメラで撮影すれば生育診断や食味にかかわるタンパク値を推定することができます。また、広島大学と工業技術センターとの共同研究により、「米の胴割選別機」の開発に成功致しました。高速画像処理技術を応用したハイテクシステムで、「世界初の革新的な開発」と関係者から高い評価を頂いております。
一方、「お米の学校」は、受講児童が千名を越え、地域社会への貢献が益々深まっております。また社内では、「仕事と家庭の両立」を目指して、社内保育所を開設したり男性育児休暇制度を導入する等、その取り組みが高く評価され、「ファミリーフレンドリー企業表彰」において、「厚生労働大臣優良賞」を頂きました。全国で2社だけの金賞にあたるもので、大変嬉しく存じております。「働きやすい環境が良い商品を生み、良い商品がお客様の満足を引き出す」、これがサタケのポリシーであり、経営の基本でございます。
最後になりましたが、関係各位の益々のご発展を祈念致します。
(2007.1.4) |