新年あけましておめでとうございます。謹んで新春のごあいさつを申しあげます。
年頭にあたり、全国の組合員・JA・経済連・関係機関の皆様より旧年中に賜りました、ご支援、ご協力とご指導に対し、心より厚くお礼を申し上げます。
まず、私ども全農グループは昨年より「新生プラン」にもとづく改革に全力をあげて取り組んでまいりましたが、本年はこの改革がいよいよ全国の組合員、JAをはじめ消費者・国民の皆様にも実感いただけるよう、一層の加速をするべく役職員一同決意を新たにしております。すでに農業の担い手支援や生産資材供給の部分で先行して取り組みをスタートしていますが、本年も緩むことなく全農グループの総力をあげた改革本番の年にしてまいります。
また、コンプライアンス態勢の確立には万全を期すとともに、積極的に全農グループとしてSR(社会的責任)活動にも力を注ぐ所存であります。
さて、日本の農政につきましては、品目横断的経営安定対策をはじめとした新しい施策が導入されるなど、大きな変革の年になると認識しております。また、WTO交渉再開の動向や各国とのFTA交渉の進展などにより、海外農畜産物が国内農業へ与える影響は、予断を許さない状況にあります。本会はJAグループの一員として国内農業そして生産者を守る立場を堅持し、全中と連携して政府などへ、働きかけていきます。
当然のことながら、我が国にとっても農業は命の産業であり、多面的な価値を持っています。安全・安心な国産農畜産物を消費者にお届けする、そして地球と私たちの国土の環境保全に積極的に貢献する、まさに全農グループの経営理念の実現に全力を尽くす年にしてまいります。また、あわせてJAグループの一層の結束が必要になろうかと思いますので、関係の皆様のご協力を改めてよろしくお願いいたします。
近年国内農業は自然災害が相次いでおります。被害を受けられた皆様方に心からお見舞い申し上げますとともに、本年こそは実り多き収穫、豊穣を願ってやみません。
最後になりますが、私たち全農グループ役職員一同、生産者と消費者を結ぶ懸け橋になるべく業務に邁進してまいります。本年も旧年に倍するご指導ご協力をお願いしますとともに、皆様のご健勝とご発展を心からお祈り申しあげます。
(2007.1.4) |