農業協同組合新聞 JACOM
   
羽田 光一
社団法人日本家庭園芸普及協会 会長
各界から新年のご挨拶
新たな事業の立ち上げに向け家庭園芸の普及・啓発に邁進

羽田 光一氏

 今年は十二支最初の子(ね)の年にあたりますが、協会も社団設立20周年を迎え、新たな出発の年となります。会長就任後最初の新年を迎え、ご挨拶申し上げます。
 この20年間で社会も大きく変化し、併せて日常生活における家庭園芸の位置づけも幾多の変遷を遂げてきていると感じております。
 協会設立趣意書によれば、今後、花と緑と土に触れ合う機会を求める国民のニーズは一層高まると予想し、家庭などで花や緑の育成・菜園作りの普及をはかることが極めて重要になると述べています。
 いま、その予想の通り団塊世代の大量退職時期等を迎え、家庭園芸業界にとって追い風になってきておりますし、栽培技術の向上・品質改良等につきましても、会員各社が日夜研究・開発に邁進されており、その成果は上がっていると考えます。
 しかし、一方で家庭における花や緑(園芸)が日常のライフスタイルの中に期待通りに位置づけされているかについては、正直なところまだまだであると感じています。花や緑の育成・菜園作りの普及・啓発については、さらに積極的な活動が必要であると思います。
 当協会は、節目となる今年の主な活動として「2008日本フラワー&ガーデンショウ」(第18回)を幕張において開催するとともに、中期計画「アクション20」を策定し、パブリックショウとしてのさらなる内容の充実を図ることとしています。
 また、昨年末現在の登録者数が約9600名となったグリーンアドバイザーのスキルアップを図っていくことを目指した「グリーンアドバイザーCPD制度」の施行に向けて新たな試みを開始いたしました。
 以上の主要な事業の推進を柱に、国・自治体等との情報交換、他団体との連携強化による新たな事業の立ち上げ等に向けて、さらなる家庭園芸の普及・啓発に邁進してゆく所存です。

(2008.1.4)


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