新年明けましておめでとうございます。
新年を迎えるにあたり、昨年日本微生物防除剤協議会に関し、皆様方より賜りました。ご指導、ご支援、ご協力に対し厚く御礼申し上げます。
さて昨年を振り返ってみますと食品加工の問題や地球環境に端を発した作物を原料とするバイオエタノールの問題など消費者にとっては非常に食の安全、安心を考えさせられた年ではなかったかと思われます。
一方、日本の農業は、厳しい現実の中で、その高い技術をもって食料の安定供給を通じて国民の生活をささえるために、本来の役割であります環境保全型農業を推進していくことが期待されています。
私ども、微生物防除剤協議会は環境適合型の微生物防除剤を広く普及させることによって環境保全型農業の推進に大いに貢献できるものと確信しており、設立以来の活動指針も"食の安全、安心"ということで、まさにこれからの日本の農業の方向と一致しております。
この『微生物防除剤』は、人工的な化学農薬とは異なり、もともと自然界に生息している微生物の特性を活かして農作物を病害から守るものであります。したがって、人間はもとより環境にやさしく、消費者にとっては食の"安全・安心"につながり、効率的で環境に適したこれからの農業に大きく寄与できるものと考えております。
微生物防除剤協議会は、『微生物防除剤』の製造メーカーでありますアリスタライフサイエンス株式会社、出光興産株式会社、セントラル硝子株式会社、多木化学株式会社の4社で2006年8月1日に設立し、まだ日も浅く、知名度もまだ高いとは言えませんが、設立以後、関係各方面より多大なご支援をいただき普及活動に努めております。今後、私どもの趣旨にご賛同いただき入会される会員が増えることを期待しております。
今年は、2月の環境保全型農業に関するシンポジウムの開催をはじめ、展示会への出展などを含めた普及活動に一層邁進する所存でございますので、関係各位のご指導、ご支援、ご協力を賜わりますよう心よりお願い申し上げます。
末筆ではございますが、本年が皆様にとって良い年になりますことを心より祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。
(2008.1.4) |