明けましておめでとうございます。輝かしい新春を迎え、謹んでお祝詞申し上げます。
思い起こしますと昨年は、バイオエタノールの世界的需要の高まりや、国内では担い手農家政策が実施されるなど、農業・食糧を取り巻く環境が大きく変化した年でした。一方で、食品の偽装表示などの問題が多発し、「食」にかかわる消費者の目がますます厳しくなった年でもありました。そのような中、弊社は本年、創業112周年を迎えますが、これもひとえに、業界の皆様やお客様の暖かいご支援の賜であると、深く感謝申し上げます。
弊社は昨年、「オプティカルソーター」や「胴割選別機」などの光選別機、種もみ消毒を完全自動化した「連続式温湯消毒設備」、そして「発芽玄米サラダ」、「マジックパスタ」など、新商品を次々と開発しました。現在、市場から求められている「安全・安心・美味・健康」へのニーズに、弊社の「川上から川下までの総合力」を活かしてお応えしております。また、国際食品工業展においては、「食の未来を考える」をテーマに各種提案を行いました。
国外に目を移しますと、1月にアジア地域の営業戦略強化のため、「サタケ・インターナショナル・バンコク」を設立しました。また、中国、インド、ブラジルなどBRICSの国々の成長も著しく、世界の市場はさらに拡大・躍進が期待できると確信致しております。
一方、地域貢献として学術・文化事業にも協力させていただいております。「お米の学校」も受講児童が2000名を超え、食育の意義をますます深く認識しております。また社内では、「社員が働きやすい環境が良い商品を生む」との考えで、さまざまな「仕事と家庭の両立」を目指した取り組みを行っております。
今年も市場環境には厳しいものがあると思われますが、お客様の利益になり、ご満足いただける商品開発と提案営業を展開して参ります。
最後になりましたが、関係各位のますますのご発展を祈念致します。
(2008.1.4) |