新年あけましておめでとうございます。
昨年のわが国経済は、原油をはじめとした原材料価格の高騰などもありましたが、企業収益の回復を背景とした設備投資の増加、個人消費の回復を受け、国内景気は総じて堅調に推移しました。海外におきましても、米国では、サブプライムローン問題に端を発する金融市場の混乱による影響など不透明感は残るものの、中国・インドを含むアジア圏が世界市場を強く牽引し、また欧州でも景気回復が進みつつあるなど、世界経済は総じて拡大基調にありました。
一方、21世紀は「食料」と「環境」の世紀といわれていますが、世界的なレベルで食料需給や環境問題への関心が高まっており、農業は、ますます重要な役割を担っています。
こうした中で、当社はヤンマーグループの農機事業を担う会社として、環境にやさしく、お客様本位の商品とサービスのご提供によって、グローバルなフィールドで農業生産に携わる方々へのお役立ちに努め、農業経営や食料生産、農村での自然豊かな生活に貢献することをミッションと考えております。
来る2011年に当社は創業50周年、また2012年にはヤンマーグループが創業100周年を迎えます。この記念すべき節目に向け、グループの総力を結集してグローバル化を加速し、農機事業の永続的な発展を目指すため、次の3項目を企業ビジョンに掲げ、事業活動を展開してまいります。
■世界の農市場でグローバルに認知される企業
■人と大地にやさしい農作業システム・サービスを提供する企業
■農業経営と食の供給に価値提供する企業
そのためにグローバルに通用するプラットフォームをベースに、各国・各地域の要求性能に適合させた商品開発を展開し、ハードのみならずソフト分野も含めたシステムの提案をすすめてまいります。特に、国内においては、農業を取り巻く内外の環境変化に迅速できめ細かく対応するために、商品の企画・開発から、生産・販売・サービスまでが一体となって、お客様のご要望・ご期待を先取りできるように体制を整えてまいります。
本年も倍旧のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。
(2008.1.4) |