新年あけましておめでとうございます。謹んで新春のごあいさつを申しあげます。
平成20年の年頭にあたり、全国の組合員・JA・経済連および関係者の皆様から旧年中に賜ったご支援、ご協力とご指導に対し、厚くお礼を申しあげます。
私ども全農グループは、平成19年度より「新生プラン」にもとづく改革に取り組んでおり、本年はこの改革の成果を全国の組合員および会員の皆様に実感いただくとともに、あわせて本会自身の強い経営体質を作り上げることにも注力してまいる所存であります。
振り返りますと昨年は「米」環境の大きな変化の年でした。一つには中国向け米輸出を本会としても実現、これをてこにアジア諸国を中心に国産農畜産物の輸出拡大に尽力いたしました。今後も、中長期的な視野に立ち、最高水準の安全・安心な農畜産物を日本の食文化とともに海外に広めていくことに貢献してまいります。一方で、わが国の主食である米の需給緩和の情勢から生産者の手取りが大きく下落する危機に直面し、国政レベルの支援も得ながら、JAグループあげて全力で対応いたしました。
また、原油価格の高騰に加え、肥料や飼料原料の需給逼迫などの情勢が、世界的規模で本年も続くものと懸念されます。系統経済事業を担い、海外原料の安定供給に重大な責務を持つ連合会として、これらの情勢に的確に対応し、何よりも、組合員の皆様が安心して農業生産を継続できるよう安定した生産資材の供給、そして安全・安心な国産農畜産物の販売力強化に引き続き全力を傾けます。
昨年も大きな地震や台風をはじめとする自然災害が発生し、さまざまな農畜産物、生産基盤に被害が発生いたしました。被害を受けられた皆様方に心よりお見舞い申し上げますとともに、本年こそ実り多き収穫、豊穣を願ってやみません。
私たち全農グループ役職員一同、事業推進のみならず、積極的にSR(社会的責任)活動にも力を注ぎ、わが国の命の産業である農業に貢献していく所存です。
本年も、旧年に倍するご指導ご協力をお願いいたしますとともに、皆様のご健勝とご発展を心よりお祈り申しあげます。
(2008.1.4) |