【(社)米穀安定供給確保支援機構=米穀機構】
▽小売業や食品産業等におけるモデル実証事業
中・外食事業、職場給食など内食以外での「食事バランスガイド」の普及・啓発事業を行う。平成22年度の「食事バランスガイド」の認知度50%の目標に対し外食店では20.7%で、認知度の向上が望まれるが、中食事業では既に65.0%と目標に達している。一方、「食事バランスガイド」の活用意向度はそれぞれ55.0%、95.2%となっており、実践度を30%に高める方策が必要である。
▽米袋を活用した普及、啓発事業
効果的な米袋の活用事業を行う。
▽内科医等を対象にしたシンポジウムの開催
食育の大切さを教え、生活習慣病を予防するため、米を中心とした日本型食生活の意義を明らかにするシンポジウムを、主要都市3か所で開催する。「日本型食生活」を中心とした患者指導・栄養指導を行いたいとする割合が増えているため、食育の大切さや米を中心とした「日本型食生活」の栄養、健康面での有用性のいっそうの普及・啓発を図る。患者用PR資材を作成し、配布する。
▽栄養士を対象とした講習会の開催
食育の大切さ、生活習慣病予防における日本型食生活の意義等をテーマとした講習会を、継続的に開催することを検討中。
▽めざましごはんキャンペーン
11〜12月に国のCM放映とタイミングを合わせて次のような活動を実施する。
=キャンペーン活動を広報するWebサイトの設置。情報発信資材の制作、配布。量販店等における朝ごはんフェアの開催。
【日本米穀小売商業組合連合会(日米連)】
▽食事バランスガイドの活用
ブレンド米に対する普及・啓発を引き続き進めるなかで「わざヒカリ」(=お米マイスターが創作するブレンド米)の米袋の印刷枚数を増加させ、食事バランスガイドを普及させる(目標:20万枚)。毎年実施している「お米キャンペーン」(7〜10月)で食事バランスガイドを掲載したチラシを配布。
▽お米マイスターによる出前授業等の実施
消費地を中心にお米マイスターによる出前授業、現地学習会を引き続き実施する。7月〜20年2月に全国で出前授業1000回。現地学習会は15回開催。
(用語解説)お米マイスター=日米連が米穀店主に認定している資格。米に関する幅広い知識を持ち、米の品種特性、精米特性、ブレンド特性、炊飯特性を見極めることができ、その米の特長を最大限生かした商品づくりを行い、その米の良さを消費者に対話を通じて伝えることのできる者のこと。平成14年度スタートした”三ッ星”お米マイスターが3810名(平成19年4月現在)、”五ッ星”お米マイスターが261名(平成19年10月現在)いる。
▽お米・ごはんに関する情報の米袋への貼付
消費地の小売店を中心に、引き続き消費者に対してお米・ご飯に関する情報を提供する。お米マイスターと卸売業者を通じ、1回当たり70万枚を年3回配布。
▽組合員等を対象とした講習会等の開催
参加者の増加に向けた取り組みを進めるとともに、組合員の認識、食料自給率をめぐる状況を踏まえ、効果的な講習会等を7月〜20年2月に全国で9か所で開催。
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