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■自著を語る■ | (社)家の光協会編集局長 大金 義昭 | |
『農とおんなと協同組合』 大金義昭 著 全国協同出版、112ページ、定価 \900
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変革の時代です。 今日のような乱気流の時代にあっては、変化は常態である。変化はリスクに満ち、楽ではない。悪戦苦闘を強いられる。だが、この変化の先頭にたたないかぎり、企業、大学、病院のいずれにせよ、生き残ることはできない。急激な構造変化の時代にあっては、生き残れるのは、自ら変革の担い手、チェンジ・リーダーとなる者だけである。 ドラッカーはそして、「変化を機会としてとらえる」チェンジ・リーダーの条件の第1に、「体系的廃棄」すなわち「すでに行なっていることの体系的廃棄」を掲げています。「行ない方は、行なうことそのものよりも早く陳腐化する」と唱え、「体系的廃棄」は「行なっていること自体の廃棄ではなく、行ない方の廃棄である」と続けています。 いま、女性の幹部を登用しなければ、やっていけない。 JAが地域にあって、協同組合の真価を実践的に究めていくためにも、女性の登用は不可欠であり、女性にたいする男性の色眼鏡も外していただかなければなりません。むろん、女性自身も、女性ならではの能力を遠慮なく発揮していただきたい−−僭越ながら、拙著にはそんな願いを込めました。 |