あふれるエネルギーと無限の可能性で未来を切り拓こう
宮田勇 JA全中会長
「昨年10月に決定した『経営所得安定対策等大綱』策定の際、全青協が提案した政策提言は全中はじめ、政府・与党から高い評価を得た。青年部の要望を踏まえ、現在JAグループは各地域で進めている担い手づくりに万全の体制で臨んでいる。昨年8月から全青協会長がJA全中理事に就任したことは、JA運営の参画に積極的に取り組んできた青年組織に対する評価として意義あるもの。
現在、WTO農業交渉が重大な局面を迎えており、4月末までのモダリティ確立に向け、今後具体的な数字に関する交渉が始まる。青年部としても日本提案の実現に向け、しっかり交渉の行方を注視してほしい。そして、一人でも多くの人が正確な交渉結果を知ると同時に、仲間に伝え、組織の力とすることがなによりのJA運動となるだろう。また、農業を通じた地域づくりに向け、21世紀を担う子どもたちのいのちと心を育み、明るく豊かな人間形成のため、学童農園や農業体験等を通じた「食育教育」が重要な役割を果たしている。
こうした取り組みは、青年部にこそ求められている活動だ。今大会のテーマである「オープン・ザ・アタック〜今こそ改革の勇者となれ〜」の精神で、自らが発信し、行動しようという運動が大きな成果を生み、青年部のみなさんのあふれるエネルギーと無限の可能性によって未来を切り拓いていくことを期待する」 |