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特集 家の光文化賞 JAトップフォーラム |
フォーラムの1日目は家の光文化賞受賞JAの実践報告などがあり、2日目は報告者たちのパネルディスカッションなどがあった。 「地域社会に貢献する協同活動をめざして」 神奈川・JA横浜 志村善一組合長
これは“誰でも、何でも、いつでも”出荷できるという制度だ。ごく少量でもJAに持ち寄って市内の量販店に直接販売をするJA独自の流通だ。市内に約50店舗ある協力店は地場野菜のコーナーを設けている。 果物も含め地場産品には「ハマッ子」というマークをつけてブランド化している。農家の直売所(約1000ヵ所)も自家の作物以外の「ハマッ子」が品ぞろえができるように直売所のネットワーク化を進めていく考えだ。 こうした販売対策の充実を図って組合員のJAへの結集力を強めていきたい。 またJAは農業に携わる者を担い手と規定し、女性やUターン者向けなどの営農講習会を開いている。 「組合員の声が届くJAをめざして」 富山・JA高岡 穴田甚朗組合長
まず総代会前には事前説明会を開催。その後11月には「組合員と語る夕べ」を支店単位で開く。上半期の事業実績や年度末に向けた取り組みを説明した後、懇談に入るといった内容だ。 集落座談会も2月と8月の年2回行う。280会場で営農指導方針などについて意見交換をする。 一方、平成17年度からは組織強化を図って年1回の「正組合員セミナー」を開設したが、今年度からは年2回に増やした。テーマは「協同組合とは?」など。最近は世代交代で年に200人ほどの正組合員後継者が出るが、今年度前期の受講者は62人だった。 中核となる人材育成を図る「JA協同大学」という講座も古くからある。 「『組合員が主人公』となる協同組合らしい事業展開と組織運営」 島根・JAいずも 萬代宣雄組合長
そして「21世紀出雲農業フロンティア・ファイティング・ファンド事業」(3F事業)という活動を始めた。最先端でたたかう出雲の農業を目指しての担い手づくりだ。 市とJAが半分ずつ拠出し初年度は1億3000万円、次年度は1億2000万円を積み立てた。これを基金に補助金を交付する。例えば作物転換をするとか新規就農者などが対象だ。 また「出雲市アグリビジネススクール」というのも開設した。これは「農家チャレンジ塾」ともいい、新規参入希望者らが年間15回の講習を受ける。JAとしては退職して専業農家を目指す職員に最大50万円を助成する就農支援制度もつくった。 【記念講演要約】 「世界潮流と日本農業再生への道」 (財)日本総合研究所 寺島実郎会長
しかし農業生産法人が増えれば経理とか販売などの働き口が田舎にできて、2つの地域に軸足を置ける。また滞在型市民農園の増加も都市住民の移動を促す。 移動人口を増やすことで地域を活性化するという方法論には期待してもよい。 2つ目はバイオマスエタノールだ。米国では食物から抽出するのでなく、人間が食べられない遺伝子組み換え作物から抽出するという考え方だ。バイオマスエネルギー活用の展開は新しい農業の地平を開くのではないか。 3つ目は日本の食料輸出と農業技術の海外展開だ。世界の人口は今後50年間に31億人も増えていく。その食料をまかなう日本の優れた農業技術に対する期待は大きいと思う。 |
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(2007.8.10) |
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