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特集 生産者と消費者の懸け橋になるために―JA全農「3か年計画」のめざすもの― |
全農に期待すること |
JA女性組織は全農とは長い間、主にはAコープ商品の共同購入というかたちで関わってきました。しかし集落単位での共同購入も難しくなり、Aコープ店舗中心の販売になっています。だから若い方達には、安全・安心のAコープ商品や、全農について知らない人が増えています。JA女性組織にとっても、全農がだんだん遠くなってきているように思われます。ですが、きちんと商品開発は行われていると思いますので、女性部(会)に商品研修会等の勉強会開催などPRの機会をつくる働きかけが必要ではないでしょうか。 かつてある加工食品を他の企業の製品と比べるという勉強会がありましたが、非常に分かりやすく目に見えるかたちでのAコープ商品の品質の良さが理解でき、みんなで感心したこともありました。最近は中国産の食品問題などで国産も含め食の安全は大丈夫なのだろうかという不安がまた広がっています。全農グループでは、生産者と消費者を安心で結ぶ懸け橋となるという経営理念を掲げられていますが、国産の安全な農畜産物の提供と共に正しい情報と知識も与えてほしい。 私の地域でも集落営農組織が立ち上がったので、田はオペレーター組織にまかせ自分では畑で野菜をつくっていますが、やはり安全なものを求める人が多いので減農薬などこだわりの野菜づくりをしています。農業者の立場からは、人にも環境にも優しい生産資材や有機肥料の開発を全農に期待しますし、それだけでなく農薬の適正な使用方法などが末端にまで届くように指導をしっかりしてほしい。それは売り手の当然の義務でもありますし、安全が損なわれる農産物を提供すれば、生産者の責任も問われます。消費者の皆さんに安心して購入していただくためにも、特に適正使用については、JAへのリーダーシップを全農にお願いしたいです。 ◆もっと説明を 集落営農を組織化しましたが、経営として維持していけるのかという不安はみんなが持っています。女性も含め全員で智恵を出し合い安定的に経営維持していきたいと思いますが、組織の中心となる人たちからはJAの農機や肥料は高い、という声も出ます。肥料などは使ってみれば質がいいことを実感しますが、経営に不安があるためどうしても価格を考えてしまう。コスト低減も重要ですが、その前にもっと現場に出向いていって商品の特徴、良さをきちんと説明すべきではと思います。 |
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(2007.8.31) |
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