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特集 農業倉庫火災盗難予防
月間スタート(19年12月15日〜20年2月15日) |
現地ルポ JA全農箱崎連合農業倉庫(福岡県) |
◆物流拠点と隣接する消費地倉庫として
「オペレーターの技術教育を徹底しないと事故は起きますよ」山下照全栄倉庫管理(有)社長は、取材の冒頭にこう語った。倉庫を有効に活用して事故の起こらないように米の紙袋やフレコンを積むためには、キチンとした技術と経験が必要だからだ。技術教育が不徹底だとフレコンを2段積んだだけでも事故は起きると山下社長はいう。
◆日本初3本爪のリフト開発で定時に作業を終了
山下社長は、倉庫荷役作業の安全性や合理化・省力化を実現するためにさまざまな開発を行ってきたことでも知られている。その主なものを見てみよう。 ◆はい見取図と在庫明細を1画面でみれる在庫管理システム 倉庫業務では、寄託物品の在庫管理が必須の業務となるが、米であれば倉番ごとの種類・年産・銘柄・量目・包装・等級別数量の管理とそのはい付け状況の管理を行わなければならない。このため、倉番ごとの保管台帳の作成とはい見取図の作成が必要となる。多くの農業倉庫ではこれらの作業が手書きで行われている。しかし、全農箱崎連倉では独自のパソコンシステムを開発し、業務の合理化をはかっている。 ◆シートパレット洗浄装置で紙袋の汚れをなくす
最近は、異物混入はもちろんのこと、コンタミなど米についての品質管理について厳しくなっている。そうしたことの一つに、紙袋の汚れがある。納入しにいったトラックに積まれていた紙袋の一つに足跡が付いていたために、そのトラック1台分が返品されたケースもあるという。足跡(土足)は論外にしても、食品であり商品の包装である紙袋が汚れているのでは、食品を扱う業者としては水準が低いと思われてもしかたがないといえる。 ◆フレコン作業の安全性確保するアタッチメント
また、最近はフレコンの利用が多くなってきている。倉庫内でのフレコンのはい付けやはい降し作業をフォークリフトで行うとき、フレコンが固定されないので、フレコン紐がはずれ重大な人身事故につながる危険性が高く、そうした報告を全国から聞く。そうした事故を防ぐために開発されたのが「フレコンアタッチメント」だ。このアタッチメントを使うことで、手をはさんだり、ずり落ちるなどの事故がなく箱崎連倉では安全な作業ができている。 ◆穀温と湿度は1日に2回点検する こうしたことと同時に倉庫管理で注意をしているのは「穀温と湿度の管理だ」。毎日、朝・夕方と点検し管理している。とくに夏場は外気温が高いので入り口付近の温度・湿度に気をつかうという。また、台風や大雨のときには、排水が詰まっていないか、樋が詰まっていないかなどのチェックも忘れない。
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(2007.12.17) |
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