タキイ種苗(株)(瀧井傳一社長、本社:京都市下京区)はこのほど、デンマークの草花種子の会社であるグローバルフラワーズ社を買収すると発表した。育種と販売をいっそう強化・拡充する。買収金額は、明らかにされていない。
1996年設立のグローバルフラワーズ社は営利農家向け鉢物、花壇物、切花用に、高品質な草花品種を育種、販売を行っている。主な品目はベゴニア・センパフローレンス、ガーベラ、ユーストマ、プリムラなど。世界60か国以上で草花種子を事業展開している。
タキイ種苗が、海外の草花育種会社を買収するのは2007年9月のオランダのK.サヒン・ザーデン社を買収して以来2社目。グローバルフラワーズ社の買収により同社は、草花種子業界において育種と販売のいっそうの強化・拡充をはかることになる。
〈瀧井傳一社長のコメント〉
グローバルフラワーズ社の育成品目と育種プログラムが加わることにより、当社の取扱い品目数と品種レベルが向上する。当社、サヒン社、グローバルフラワーズ社の3社による連携は、顧客サービス体制をいっそう強固なものにできるだろう。