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【(株)ミツハシ】
ミツハシが精米3工場でAIBスーペリア取得

 米穀大手卸売業者の(株)ミツハシ(本社:神奈川県横浜市)の無洗米工場(埼玉県行田市)がこのほどAIB(アメリカ製パン研究所)フードセーフティの審査を受け、最上級のスーペリアを取得した。

 これにより、今年1月に取得した幸浦工場(横浜市金沢区)と札幌工場(北海道江別市)を含め精米工場すべてがスーペリアを取得した。同社では「取得が目的ではなく、今後安心・安全体制をしっかり整えて行きたい」と話している。
 AIBフードセーフティは、AIBが確立した食品生産工程における潜在的な危害を効果的に除去する予防システムのことで、「(GMP=適正製造規範)指導・監査システム」と呼ばれる。原材料の受け入れから製品の出荷までの間の異物混入事故の防止と低減、HACCPの基礎構築と強化、会社組織全体の意識強化、従業員の意識改革促進、自主検査の効率化、顧客満足の達成、流通・供給元の管理と信用、などの基準として幅広く活用されている。アメリカでは製パンメーカーを始め主要食品工場のほとんどに普及している。
 日本では、(社)日本パン技術研究所(JIB)がAIBとライセンス契約を結び、同システムを導入して食品工場施設の食品安全管理態勢の強化・徹底を支援する活動を行っている。

(2008.03.26)