「カントリーエレベーター協会」と「貯蔵乾燥施設協会」は、4月11日、東京・有楽町の糖業会館において総会を開き、当該2組織を統合して、新たに「穀物乾燥貯蔵施設協会」を設立・発足(登記上は4月1日)させた。
日本においては、カントリーエレベーター(CE)・ライスセンター(RC)・ドライストア(DS)がすでに全国的に普及、定着しており、新設は大幅に減少し、既存施設の改良・改修や有効利活用が当面の課題となっている。
またCE、RC、DS独自の技術的・政策的課題も少なくなっている現状では、CEメーカーやDSメーカーが独自の協会を持つ意義が薄れている。
そうした認識に基づき、「カントリーエレベーター協会」と「貯蔵乾燥施設協会」を「穀物乾燥貯蔵施設協会」に一本化し、より合理的な運営を図っていくことを目的としたものだ。
正会員は、穀物の乾燥・調製・貯蔵施設メ−カーである次ぎの9法人。
○井関農機株式会社○エム・エス・ケー農業機械株式会社○金子農機株式会社○株式会社クボタ○株式会社サタケ○日本車輌製造株式会社○北斗工機株式会社○株式会社山本製作所○ヤンマーグリーンシステム株式会社。
賛助会員は、・近江度量衡(株)、讃光工業(株)、静岡製機(株)の3社。
「穀物乾燥貯蔵施設協会」の役員は、理事長に小高良彦氏(前カントリーエレベーター協会・貯蔵乾燥施設協会理事長)、常務理事に山本茂樹氏(前同2協会常務)を選任した。
「穀物乾燥貯蔵施設協会」の事務所は、6月30日まで旧2団体の事務所があった港区新橋に置くが、7月1日からは港区赤坂の三会堂ビルに移転する。