木下小次郎 新社長 |
日産化学工業(株)はこのほど、藤本修一郎社長の新会長および木下小次郎常務の新社長(写真)への昇格役員人事を明らかにした。 6月27日開催の定時株主総会およびその後の取締役会において正式決定する。
日産化学工業(株)の前身母体である東京人造肥料(株)は、明治20年に設立された日本最古の化学肥料会社。創業者はあの渋沢栄一で、現在では農薬、化成品、ファインケミカル、医薬品、プラントエンジニアリングなどの近代的総合化学会社に成長している。
同社は昨年、設立120周年を記念したコンサートをサントリーホールで開催している。ドヴォルザークの『新世界』も演奏されたようだ。「想定された3段飛び人事で、新たな日産化学の世界が広がる可能性が高い」と、業界では見ている。
【木下小次郎氏の略歴】
昭和23年4月19日生まれ、60歳。長崎県出身。
▽昭和52年3月東京大学農学部農業経済学科卒 ▽同4月入社▽平成13年6月経営企画部長 ▽同14年6月取締役経営企画部長 ▽同18年6月常務取締役経営企画部長 ▽同19年6月常務取締役(現在に至る)。