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【同展事務局】
「FOOMA JAPAN 2008」盛況裡に閉会

 国際食品工業展「FOOMA JAPAN 2008」は、5月27日〜30日の4日...

 国際食品工業展「FOOMA JAPAN 2008」は、5月27日〜30日の4日間、『食と機械の未来が、ここにある。』をキャッチフレーズに、東京ビッグサイトの東西ホールを使用する過去最大規模のスケールで、702社が3072小間にわたり、最新の食品機械・包装および関連機器を出展、先進の技術や情報の交流が行われた。 穀類調製加工機器の最大手メーカーである(株)サタケは、「食の未来を考える〜食を見守る電子の目〜」をコンセプトに光選別機、検査・分析機器、IH炊飯ライン、食品製造・家庭用製品、穀物調製加工機器、環境関連設備の6つのコーナーを設置、実機の展示・実演・パネル展示などを行った。
 なかでも、光学技術を応用した各種選別機や、検査・分析機器に来場者の関心が集まった。同社の光選別機のハイレベルな技術は、米麦の分野に留まらず、今回展示実演された「海苔選別機」をはじめ、加工食品やプラスチックなどの幅広い産業分野に、進化しつつ展開していくものと思われる。

最新の光選別機を出展 佐竹利子代表(自社ブース前で)
最新の光選別機を出展 佐竹利子代表(自社ブース前で)

 包装関連機器の大手、ニューロング(株)は、ヒートシーラーや結束機などを出展した。巾着包装のテープカットのイライラを解消する「イージーカットテープ装置」は、消費者の視点を製品に反映させたもので、このテープは、内圧に強くしっかりした結束を実現するが、手でも簡単にカットできる加工がしてある。

注目されたニューロングのブース
注目されたニューロングのブース

 エコタイ対応扇折り結束機「ファントップエコ」は、生分解樹脂のエコタイを使用。廃棄しても土中の微生物により分解される。金属を使っていないので、金属検出器にも対応できる。また誤って、包装状態のまま電子レンジを使用しても安全だという。
 同展事務局では、開催期間中、過去最高の11万3000人以上の来場者があったものと見ている。

(2008.06.02)