幡掛新会長が挨拶 |
農業機械公正取引協議会は5月29日、東京・港区の虎ノ門パストラルにおいて第29回通常総会を開催した。中野弘之会長は冒頭の挨拶で、逼迫する穀物の国際動向などを背景に「農機業界の追い風としては、自給率向上への取組みや、生産調整の見直しなどがあるが、今年度も厳しい状況になるものと思われる」と農業を取り巻く環境を語った。
また、農業機械の取引については「事業者の表示に対する責任は、従来にも増して重大となってきており、公正競争規約の厳正かつ適切な運用が強く求められている」と述べた。
「役員の改選」では、任期満了に伴い、中野会長が退任し、新会長に幡掛大輔氏((株)クボタ代表取締役社長)を選任した。また、阿部修司氏(ヤンマー農機(株)代表取締役社長)、蒲生誠一郎氏(井関農機(株)代表取締役社長)の2名が新副会長に就任した幡掛新会長は就任にあたり「公正競争規約は、発足して30年を経過したが、常に時代の要請に応えていかねばならない。それが生産農家のニーズにもかなうものだと思う」と挨拶した。