ダウ・ケミカル日本(株)(ピーター・サイクス社長、本社:東京都品川区)のプラスチック事業部は8月5日、ポリエチレン樹脂5製品の値上げを発表した。
同社は、世界第1位のポリエチレン樹脂メーカー。同樹脂はフィルムとして食品包装、農業用、土木建築、また、ラミネート製品などに幅広く利用されているプラスチック樹脂。
世界的なエネルギーおよび原料価格の高騰に加えて、ダウのポリエチレン製品への旺盛な需要により、世界規模で需給バランスが逼迫している。
同社は、コストの上昇分を製品価格に反映させることで収益の改善を図ると同時に、製品のいっそうの安定供給を目指し、今年度3回目の値上げに踏み切った。
対象製品は「ダウレックスポリエチレン樹脂」、「エリートエンハンスド・ポリエチレン樹脂」、「アテインULDPE樹脂」、「アフィニティーポリオレフィン・プラストマー樹脂」、「バーシファイプラストマー・エラストマー樹脂」の5製品。それぞれ1kg当たり20円の値上げで、実施は9月1日納入分から。