日本農薬(株)(大内脩吉社長、本社:東京都中央区)は10月9日、マルホ(株)および(株)ツムラと、ツムラが所有する医療用外用抗真菌剤『アスタットクリーム』、『アスタット液』、『アスタット軟膏』の製造販売承認をマルホに承継すると発表した。
「アスタット」の有効成分であるラノコナゾールは、日本農薬が創製しツムラとの共同開発を経て、白癬(はくせん)、皮膚カンジダ症の治療薬としてツムラが1994年から販売していた。
今回の承継にともない、現在ツムラが販売している『アスタットクリーム』、『アスタット液』、『アスタット軟膏』の販売ならびに医療機関への情報提供、情報収集活動は来春を目処にマルホが行うことになる。
なお、マルホが販売する「アスタット」についても、日本農薬は引き続きラノコナゾールを供給する。