シンジェンタ(スイス・バーゼル)はこのほど、米国の花生産会社ヨダー・ブラザースの鉢物・花壇用キクおよびアスター事業を買収すると発表した。買収額は明らかにされていない。
キクは世界の花き産業において売上高で5本の指に入る鉢および花壇用の花に成長しており、2007年、これら2つの花は、ヨダー・ブラザースの売上の約2400万ドル(約24億円)を占めている。
この買収は、「シンジェンタの自社開発の栄養系花きの製品ポートフォリオを大幅に強化する。これら2つの花き製品をもつことで、我々は生産者により幅広い提供を可能とする」と同社ビジネス・ディベロップメント責任者であるロバート・ベレンデス氏は語っている。
シンジェンタの花き事業は、自社開発の幅広い製品をもち、鉢物および花壇苗業界における世界的なリーダー。07年の花き事業の売上高は、2億7200万ドル(約272億円)に上っている。