アグリビジネス

アグリビジネス

一覧に戻る

【大日本農会】
光選別機開発でサタケに「名誉賞状」

表彰状を贈られた福森副社長と伊藤グループ長  (社)大日本農会では、11月20...

表彰状を贈られた福森副社長と伊藤グループ長
表彰状を贈られた福森副社長と伊藤グループ長

 (社)大日本農会では、11月20日、「平成20年度(第92回)農事功績者表彰式」を港区赤坂の三会堂ビル石垣記念ホールで行い、株式会社サタケに農業技術開発功労者「名誉賞状」を贈った。
 表彰の対象となったのはサタケの精選機開発グループ、福森武氏(取締役副社長・技術本部副本部長)、金森繁晴氏(常務執行役員・技師長)、伊藤隆文氏(技術本部第2開発グループ長)ら4名で、桂宮宜仁親王殿下名の表彰状と記念の盾が贈られた。
 この表彰事業は(社)大日本農会が主催し、農業の発展及び農村の振興を図ることを目的に、明治27年に創設された。この表彰で、個人ではなく企業グループが表彰されたのは、サタケが初めてとなる。
 今回表彰された4名は「光選別機」開発に携わり、近赤外線(NIR)とCCDカメラによる画像処理を融合したマルチセンサーにより、穀粒一粒ごとの不良粒と異物(石・ガラスなど)の同時選別技術を世界で初めて開発した。また選別対象を、米だけでなく豆類や乾燥カット野菜、樹脂ペレットにも広げ、さまざまな分野での選別技術の応用を可能にした。
 この技術により、生産現場における安全・安心で高品質という消費者ニーズに応えた生産の確立が図られ、地域農業の振興に大きく貢献した功績が評価されたものだ。

(2008.11.28)