全国農薬協同組合（松木三男理事長・グリーンテック会長、以下「全農薬」）はこのほど、『農薬安全適正使用ガイドブック2009』を発刊した。その使いやすさは業界屈指と言われており、効率的な防除と安全・安心な農薬使用に活用したい。
　いま、農薬使用に当たっては、特にＩＰＭ（総合的病害虫・雑草管理）やＧＡＰ（農業生産工程管理手法）などに配慮した推進がいっそう求められている。
　全農薬も、全国農薬安全指導者協議会（安全協）と車の両輪となり、「農薬安全一声運動」を日常的な実践目標とし、農薬使用者の安全、農産物の安全、環境への安全に鋭意取組んでいる。
　とりわけ、農薬の性質、作用、保管管理の方法などを広く周知し、農薬の使用に当たっては、登録された農薬の使用はもちろん、使用時期や使用方法など定められた事項を確実に守っていくことが大切だ。
　本書は、昭和61年の発刊以来、年々版を重ねる毎に内容を充実させ、農水省に登録された全ての農薬を収録し、農薬の安全適正使用の手引きとして、広範な方々に利用されてきている。
　さらに、食料自給率向上に寄与する、生産性向上のための病害虫・雑草防除の必要性を十分認識し、「効率的な防除と安全・安心な農薬使用のため、本書の活用を切に望む」（松木理事長）としている。
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全農薬　事務局　電話（03）3254−4171