タキイ種苗(株)(瀧井傳一社長、京都市下京区)が発刊している園芸新知識『はなとやさい』1月号では、『「野菜作りのプランニング」−冬場の土づくり/春からの菜園計画』を特集した。どんな野菜を作ろうか! と、わくわくしてくる。
解説しているのは、1996年に全国に先がけ都市型の農業体験農園「緑と農の体験塾」を開設し、野菜作りの楽しさ、都市型農業の良さや役割などを広めている加藤義松(かとう よしまつ)さん。誰もが取組める、野菜作りのコツを分かりやすく解説している。
野菜作りの基本は土づくりから。そして、菜園計画を立て、タネや苗の準備を行い、ようやく作業が始められるが、「1年のプランニングをしっかり行ってから実際の作業を開始することが、野菜作りが上手になる第一歩」だと加藤さん。
比較的、初心者に作りやすい野菜としてはコマツナ、クウシンサイ、ミズナ、二十日ダイコン、リーフレタス、サツマイモ、シシトウ、ピーマン、ナス、キュウリ、カボチャ、エダマメ、シュンギク、サトイモなどが挙げられる。けれども・・・。
「連作障害を防ぐためにも、自分の野菜が何科なのかを知っておくことが大切。また、例えば、春夏野菜が終わると順次に秋冬野菜に入っていくが、春夏野菜はいつごろ収穫が終わるのかを知っておくことが、秋冬野菜の品種を選ぶポイントになってくる」と加藤さん。
改めて、野菜作りは「土づくり」、「菜園計画」から。後者は、作付け表が重要となる。「作りたい」野菜より、「作りやすい」旬の野菜を多く取り入れ、貴方も野菜作りに挑戦してみては。
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