自社開発の新規除草成分「ピラクロニル」は、全国の多くの農家の方々にとって悩みの種となっている問題雑草のオモダカやコナギ、あるいはSU(スルホニルウレア)抵抗性雑草に速効的に、かつ優れた除草効果を示す。
同社では、単剤の「ピラクロン」、2種混合剤の「サンシャイン」、3種混合剤の「バッチリ」をラインアップし、地域の実情に即した普及推進を展開していく方針。平成20農薬年度の現地試験でも、高い評価を得ている。
「ピラクロニル」含有剤には、この分野でも強味をもつ三共アグロ、住友化学、日産化学、日本農薬、北海三共などが絡み、北海道、東北を中心に水稲用除草剤市場の地図を塗り替える可能性が高い。
各社の普及推進戦略が注目されるが、本紙では敢えて「バッチリ」(協友アグリ)、「イッポン」(日本農薬)、「イネキング」(三共アグロ)の動向に注目する。