クミアイ化学工業(株)(望月信彦社長、本社:東京都台東区)は3月9日、『平成21年10月期第1四半期決算短信』を明らかにした。売上高は96億2600万円で、前年同期比12億8400万円(15.4%)の増加となった。
損益面では、売上の増加を反映して、営業利益は2億9700万円、前年同期比5300万円(21.6%)の増となったが、経常利益は為替差損が増加したことにより前年同期並みの3億4200万円にとどまった。
純利益は、特別損失として「たな卸」資産評価損などを計上したことにより、8700万円、前年同期比1億1600万円(57.1%)の減。
事業種類別セグメント業績については、化学品事業国内部門は農薬価格改定が昨年12月に実施されたこともあり、前年同期を上回り、国外部門は為替が急激な円高基調となったものの、米国向け販売が増加したことにより、前年同期を上回った。
その結果、化学品事業の売上高は88億3700万円、営業利益は3億4900万円となった。賃貸事業売上高は5300万円(セグメント間の内部売上を含めた売上高は9500万円)、営業利益は6700万円、その他事業売上高は7億3600万円、営業利益は500万円となっている。
所在地別セグメント業績などは、グラフの通り。