農水省は、４月１日に経営統合をする明治製菓（株）と明治乳業（株）の事業再構築計画を産業活力再生特別措置法の要件を満たすものと３月23日認定した。両社は株式移転による100％親会社明治ホールディングス（株）を設立する。これにより登録免許税を軽減する支援措置を受けることができる。
　経営統合は明治製菓が持つ菓子の商品開発力と知名度、そして明治乳業が持つ乳に関わる技術力、素材、チルド物流網などを融合することによりデザートなどの新製品を開発し、平成23年度には新製品の売上高を全売上高の１・67％以上とすることなどが目的。
　明治ホールディングスの資本金は300億円。従業員数は両社合計8194人だが、事業再構築が終了する24年３月末には8502人に増える見込み。解雇予定はない。