「強固な経営基盤の確立の促進」を強調するポートフ社長
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バイエル ホールディング(株)(ミヒャエル ポートフ社長、本社:東京都千代田区)は3月26日、三菱ビルで記者会見を行い、『日本のバイエル2008年度(1月〜12月)の業績』を明らかにした。売上高は、前年比2.3%増の2287億9200万円を記録した。
事業グループ別では、ヘルスケア事業グループが前年比4.5%増の1479億9700万円の売上を達成。農薬関連事業グループの売上は同1.8%減の365億6400万円となった。素材科学事業グループの売上は同1.0%減の442億3100万円と、ほぼ前年並を確保した。
「08年は、一連の組織再編が完了した年となった」と、ミヒャエル・ポートフ社長。日本のバイエル各社の新しい持株会社となるバイエル ホールディング(株)が08年7月より正式に稼働し、日本のバイエルはグローバル組織と同様、持株会社と3事業グループの企業組織が完成し、より効率的な体制を構築している。
着実に体制を固めるバイエル。
記者会見から(3月26日、三菱ビルにて) |
また、同年8月にはバイエル薬品(株)、インテンディス(株)、日本メドラッド(株)、住化バイエルウレタンの各本社および関西地域にある日本のバイエルの主要拠点を統合し、大阪・西梅田の新拠点「バイエルハウス大阪」を誕生させた。
今後、「東京と大阪の2大拠点体制で、業務の効率化と緊密なコミュニケーションをはかり、強固な経営基盤の確立をいっそう促進する」(同)とした。