(4月1日、スイス・バーゼル発) シンジェンタは4月1日、ダウ・アグロサイエンス(以下、「ダウ」)と、両社の種子ブランドビジネスにおける商品化のため、互いに保有するトウモロコシ形質(トレイト)におけるライセンス契約を結んだと発表した。
契約に関して、金銭面での詳細は今のところ明らかにされていないが、今回の締結は、両社が持っているそれぞれの技術的価値を最大限に引き出し、生産者により多くの選択と柔軟性をもたらすものと両社では考えている。
締結によりシンジェンタは、ダウの広範囲なチョウ目害虫抵抗性とコーンルート抵抗性へのグローバルな非独占使用権を、スタック(掛け合わせ)の権利とともに譲り受ける。アクセス権も内包。
今回の合意を、「2社の技術価値を示し、生産者に対してより幅広い選択肢を提供できる」(シンジェンタ=ダボー・ピスク)、「より生産性向上につながる価値ある選択肢」(ダウ=ジェローム・ペリベール)と、価値ある選択肢だと2社は内外にアピールしている。